2020年3月2日

犬から新型コロナウイルスの弱陽性反応が出た事例に関して


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新型コロナウイルスに関して、ペットと暮らす私たちが知っておくべきこと



先日、『香港で新型コロナウイルス感染者の飼育している犬から弱陽性反応が出た』という発表がありました。

これに関して、日本獣医師会では「犬の体に付着したウイルスの遺伝子をPCR検査で検出したものだと考えられる」としています。
犬にウイルスが感染したとは考づらく、また、犬の体内でウイルスが増殖して排出されたことは確認されていません

香港での事例は新型コロナウイルスに感染した飼育者から、ウイルスが犬に付着したものが検出されたと考えられます。
現時点では飼育者の感染防御をしっかりすることが重要としています。



また、ペットから新型コロナウイルスが検出されたとされる事例は、3月2日現在、この一件のみです。

基本的に、ヒトからペット、ペットからヒトに新型コロナウイルスが感染することは考えにくい事象です。過度に不安にならず、まずは飼い主である私たちが感染しないように気を付けましょう。